犬に寄生するダニの種類とは

室内で犬を飼う家庭が主流になっていますが、どれだけ衛生条件の維持に尽力していても、人間と犬では生態に決定的な違いがあるので特別の配慮をする必要があるといえます。
決定的な違いと言うのは程度や毛質にはバリエーションはあるものの、おおむねどの種類も全身を体毛で覆われていることです。
これに四足歩行のため地上からは数十センチしか緩衝地帯を確保することができない事実を加えることも出来るでしょう。
大量の多毛に覆われているということは、ダニやノミなどの寄生虫の格好の生息場所を提供しており、それらの微細な生物が暗躍している地上近くで常に生活をすることになっています。
そのため犬を飼うときにはダニに寄生されるリスクに高いレベルでさらされているといって間違いないでしょう。
それでは犬に寄生するダニにはどのような種類があるのか、代表的なダニの種類や罹患したときの症状、気を付けることなどをご紹介します。

そもそもダニは種類が多く2万種類にも及ぶと推測されているほどですが、犬に寄生するダニで代表的な種類は、マダニ・ニキビダニ・ヒゼンダニ・耳ダニの4種類になります。

マダニは噛み付くとまず激しいかゆみ症状が発生します。
マダニは食欲が旺盛で実に体重の200倍もの血液を吸血することができるので、貧血症状を伴うこともあります。
吸血時に大量の唾液を吐き出すので、それが原因でアレルギー症状が引き起こされることもあります。
吸血をしたマダニは肉眼でも確認できますが手で引き抜くのは傷跡が大きく残るので推奨されません。
治療方法は駆除剤の塗布になりますが、草むらなどに生息しているのでそのような場所を避けることも予防方法のひとつです。

ニキビダニは口や目の周辺に寄生することが多く、異常増殖するとニキビ様の発疹を引き起こし激しいかゆみを伴います。
発症後1月で全身膿皮症に発展するのですみやかに治療に取り組む必要があります。
治療方法はダニ駆除薬の投与や薬浴や抗生剤の投与などですが、治療期間は長期化することもあります。

ヒゼンダニは皮膚の中にもぐりこんで特有のトンネルを形成して繁殖を続けます。
非常に激しいかゆみをともないます。
肘やおなかなど柔らかい皮膚に好んで寄生する傾向があります。
治療方法はダニ駆除剤とかゆみ止めや二次感染対策に抗生剤の投与も行われます。
耳ダニはヒゼンダニの一種が耳に寄生するもので治療も耳の洗浄の他はヒゼンダニに準じます。

ダニの予防方法としては寝床やおもちゃなどの共用はさけ、定期的に熱湯をかけるなどして他の犬に感染するのを防ぐことにあります。